【ILC 2016 in Japan】セッション2:混迷する中東情勢と和平へのプロセス

平和を待つのではなくつくるべきもの


セッション2では「混迷する中東情勢と和平へのプロセス」をテーマに、イスラエル国会副議長であるイェヒエル・ヒリク・バール氏が講演をしました。バール氏は講演で、イスラエルとパレスチナが抱えている問題について言及。「二国間の葛藤は『対処』ではなく、『解決』しなければならない問題」とし、解決する方法論として、互いの国を国家として認める「二カ国解決策」について説明しました。

またバール氏は、学術や産業分野などで交流することの重要性について語った。バール氏は最後に、「平和は特権ではないし、高価なものでもない。平和を待つのではなく、つくらなければならない。これが私たちの義務だ」と強調した。

その後、トーマス・ウォルシュUPFインターナショナル会長が、平和構築のためにUPFで行っているソフトパワーによるアプローチについて紹介。宗教間の問題を解決するためには、教義による対話ではなく、共生するための共通項を見つけ出す対話の必要性について言及しました。

質疑応答の時間で「アメリカとロシアの対応についてどのように考えているか」と質問されたバール氏は、「イスラエルとパレスチナの問題は両国間で解決しなければならないもの。二国間の解決策のみが唯一の解決策だと信じている。私たちが同意できるように見守ってほしい」と述べ、「人と人とが和解しあえる温かい平和の実現を願っている」と結びました。

UPF国際会議レポート